東海楽器 5 String Banjo
東海楽器製造株式会社（静岡県浜松市）は、1971年か1973年頃から1980年代半ば頃までバンジョーを製造していたように思います。
現在の東海楽器サイトには1973年からBanjoの販売を始めたと書かれています。1974年頃の東海楽器の雑誌広告には、SINCE 1971
とありますので、開発は71年から始めたんでしょうね。
Tokai Flat Top Series T-1200R 1981
Sponsors And Advertisements Site
このモデルは1970-80年代前半、USAでSAGA Musical Instruments から販売されていました。
国内では、材質がメイプルとマホガニーの２機種（それぞれインレイパターンがHearts&Flowers, Wreath,Flying Eagle
３種類あったので正確には６機種 ）が大阪ナカイ楽器店と東京カワセ楽器店で販売されていました。（途中で、メイプルモデルのFlying Eagleは廃止）アーチトップトーンリング、２ピースフランジを採用しています。
先の東海 Flat Top Series T-1200Rより少し前に企画され、製造・販売されていました。
当時のモデルは、現在でもUSA/Japan両方で高く評価されているようです。
最近、復刻したGoldStarは中国製で、70-80年代のものとは別物です。
Specification
Style : Pre-war Archtop Gibson Mastertone copy
Flange : two-piece flange
Neck : maple and white-bound 22-fret ebony fingerboard
Inlay : Wreath pattern pearl inlays
Headstock : Fiddle shape
Resonator : maple and double white-bound resonator
concentric rings of w-b-w purfling on back of resonator
Wood Rim : 11-ply Maple
ToneRing : 40-hole Archtop
Plate : Nickel
Color : Natural
Other Pictures
Tokai
Gold Star G12W 1980
Tokai
Hamming Bird Series T-1500R
1975
1973年頃から東海楽器がBanjo生産開始したシリーズはハミングバードという名前が付いていました。
これは、上位モデルのT-1500R
フラットヘッド、メイプルネック、リゾネーターでナチュラルカラー凝ったVineインレイが施されています。
リゾネータのバインディングが中心から8本伸びていて、変わったデザインです。同時期のT-1000Rと同じ仕様です。
ネックの中芯にローズウッドが使用されており、GoldStar G12と同様の作りになっています。
最上位モデルにはT-2000Rというものもありますが、目にしたことはありません。
Specification
Style : Flat head Gibson Mastertone copy
Flange : one-piece flange
Neck : maple and white-bound 22-fret ebony fingerboard
Inlay : Vine original pattern pearl inlays
Headstock : Fiddle shape
Resonator : maple and double white-bound resonator
4 diagonal cross(?) purfling on back of resonator
Wood Rim : multi-ply Maple (thin rim)
ToneRing : 20-hole Flathead
Plate : Chrome
Color : Natural
Other Pictures
トーカイバンジョーの最も評価が高い機種です。
このモデルは1970-80年代前半、USAでSAGA Musical Instruments から販売されていました。
1973年頃から東海楽器がBanjo生産開始したシリーズはハミングバードという名前が付いていました。
